ゲームボーイからアドバンスのソフトで思い出深いタイトルはありますか。
前回ふり返ったFM TOWNSから少し時を進めて、
携帯ゲーム市場で約15年間という長い期間に渡って最前線にいたゲームボーイシリーズのハードとソフトの両面に着目してふり返ります。
- ゲームボーイ好きの方
- 当時をふり返りたい方
- レトロゲームに興味のある方
ゲームボーイとは
ゲームボーイ(GAMEBOY)。
ゲームウオッチに続く任天堂から発売された2つ目の携帯ゲーム機。
初代のゲームボーイが発売されてからゲーム本体・ソフトともに、
進化し約15年間も携帯ゲーム機市場の最前線にいた。
今でも愛され続けているゲームハード。
参考情報:ゲームボーイ – ハードウェア情報(公式ページ)
歴代のゲームボーイ本体
ゲームボーイシリーズでは、
大きく分けると7世代の携帯ゲーム機が発売されました。
ココでは各ハードの簡単な説明と私個人の感想も合わせて紹介します。
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第1世代 | ゲームボーイ(初代)
1989年4月21日発売。
モノクロ画面で電源は単三電池を4本も必要だった。
ゲームボーイシリーズ全般の仕様としてインターネット接続は無く、
ソフトはカセット装着式で本体とは別売りだった。
また、別売りの通信ケーブルを使いゲームボーイ間を接続すると、
「ポケットモンスター」などのソフトでポケモンの交換や対戦が可能だった。
初代のグレーカラーが発売後、色違いのハード(ゲームボーイブロス)も発売された。
発売当時、私はハードの基盤が見えるスケルトンカラーの見た目好きでした。
第2世代 | ゲームボーイポケット
1996年7月21日発売。
名前の通りポケットに入れられるほど小型化されたゲームボーイ。
初代同様、モノクロ画面で電源は単四電池が2本必要。
初期型のポケットにはバッテリーランプがなかった。
現代のスマートフォンのようにバッテリー残量がメモリやパーセントでは表示されず、
単に赤いランプが付いているか否かがバッテリー残量を確認する方法だった。
*公式な方法ではないが赤いランプの光量が薄くなる事や、
ゲーム画面のモノクロが薄くなる事でもバッテリーが少なくなってきた予兆だった。
私はバッテリーランプが付いた後期型のポケットを所持していた。
第3世代 | ゲームボーイライト
1998年4月14日発売。
初代とポケットと同様、モノクロ画面。電源は単三電池2本が必要。
現代のスマートフォンでは画面が光るのは当たり前だが、
ライトまでのゲームボーイはバックライトが無く暗所では画面が見えなかった。
暗所(布団の中?)でゲームする需要もあったのか、
バックライトを搭載した、このハードが発売された。
私は当時発売された頃、
友人には“ただ、光るだけで購入する必要がない”と言っていましたが、
実際はあまのじゃくで欲しかったハード。
(布団に隠れて思う存分ゲームをプレイしたかった😎)
第4世代 | ゲームボーイカラー
1998年10月21日発売。
名前の通り、モノクロ画面ではなくなりカラー画面となった。
電源は単三電池2本。
ハードの左上部に赤外線通信用の黒いパネルがあったが、
赤外線通信に対応するソフトは、ほぼ無く使用した記憶がない。
カラーは下位互換があり。過去発売されたソフトも動作した。
カラー発売後、ソフトの種類が2種類となった。
↓ GB・GBC共通ソフト | ↓ 初代~ライトとカラー共通で遊べるソフト |
GBC専用ソフト | カラー専用で遊べるソフト |
*過去発売されたGBソフトはGBCでも動作可能。
カラー発売後のGB・GBC共通ソフトはGBとGBC両方で動作可能。GBC専用はGBCのみで動作した。
カラー発売当時の私は年々、進化していくゲームボーイをみていて、
“ゲームはどこまで進化するのだろう”と未来に思いをはせていた。
第5世代 | ゲームボーイアドバンス
2001年3月21日発売。
これまでの縦に長かったゲームボーイの本体とは変わり横長となった。
また、ボタンも増えて左上部と右上部にLボタンとRボタンが付いた。
電源は単三電池2本。
アドバンスはアドバンス専用のソフトが販売されて、
カセットのサイズもハードに合わせて小型化された。
カラーと同様、アドバンスも下位互換があり
過去の初代~カラーまでのソフトも遊ぶことができた。
アドバンス発売後、ソフトの種類が3種類となった。
GB・GBC共通ソフト | 初代~ライトとカラー共通で遊べるソフト |
GBC専用ソフト | カラー専用で遊べるソフト |
GBA専用ソフト | アドバンス専用で遊べるソフト |
*初代アドバンスと以降に発売されたアドバンスSPでは、全てのゲームボーイソフトが動作可能。
赤文字がアドバンス発売後に登場したソフトの種類。
個人的な感想ですが、初代アドバンスのデザインが一番好み。
今あらためて見ても古臭さを感じない洗練されたデザインだと感じる。
過去のゲームボーイの性能と比較するとアドバンスは格段に性能が上がっている。
これまで性能が要因で移植できなかったスーパーファミコンのソフトも
リメイクされ数多くの作品が発売された。
ただ、スーパーファミコンのリメイク作は、おおむね評価が低い。
一番の理由はスーパーファミコンのコントローラーと初代アドバンスのボタン数の違いがある。
スーパーファミコンでは右側のボタンが4種類(X・Y・A・B)だが、
アドバンスはボタンが2種類(A・B)だった。
このボタン数が要因で操作感が完全に移植できなかった為、残念なリメイク作品が多かった。
※ 以前、アドバンス本体のCM動画があり掲載していましたが、掲載元が非公開の動画となってしまいました。
また見つかり次第、動画を紹介します。
第6世代 | ゲームボーイアドバンスSP
2003年2月14日発売。
折りたたみ&フロントライト機能を兼ね備えたハード。
電源はゲームボーイ初のバッテリー内臓式タイプとなり、乾電池が不要となった。
アドバンスSPは折りたためる上部に画面があり、
下部にはボタンとカセット投入口のある構成。
面積が小さい下部を手で持ち、ボタンも下部に集まっているので、
持ちにくくボタンも操作しづらかった。
個人的には筐体全体にボタンが配置されていた初代アドバンスの方が優れていた印象。
私はハードの多機能面に引かれてファミコンカラーのアドバンスSPを所持していた。
アドバンス系統のハードはアドバンス専用ソフトに合わせてカセット挿入口も小型化していた為、
下位のゲームボーイソフトを入れると縦の幅が合わず、ソフトが若干はみ出るという変な仕様だった。
下記ツイートの写真でSP本体すぐ下にあるカセット3つがゲームボーイのソフト。
一番下にあり縦の幅が短いカセットがアドバンス専用ソフト。
ゲームボーイアドバンスSPはマジでオススメする。
— ルイージ……です。 (@GBAgreenMaRio5) March 26, 2019
ゲームボーイアドバンスのソフトだけでなく、GBとGBCのソフトも遊べるし、充電式だから電池の心配も無い。
何よりバックライトが付いてるから暗い環境でも問題なく遊べる!
個人的最高傑作です。 pic.twitter.com/A7MoxFKkSz
第7世代 | ゲームボーイミクロ
2005年9月13日発売。
当時、スーパーマリオブラザーズ発売(1985年9月13日発売)の20周年記念して発売。
初代アドバンスを四角く削り小型化したようなハード。
電源はアドバンスSP同様、バッテリー内臓式タイプ。
ゲームボーイミクロでは、下位互換がなくアドバンス専用ソフトのみ動作した。
下位互換が無かった事やニンテンドーDSが発売された後だった為、
売れなかった携帯ゲーム機。
個人的な感想としては本体が小さすぎる為、操作しづらかった印象。
ただ、ハードのデザインは高級感があり2006年度のグッドデザイン賞も受賞している。
コレクション要素が強い商品だったと思われる。
思い出のゲームタイトル
個人的に思い出深く好きなゲームタイトルを一覧にしました。
各タイトルのプレイ動画とテレビCMの動画、私の個人的なコメントを合わせて紹介します。
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- タイトル
ヨッシーのたまご - 発売日
1991年12月14日 - ジャンル
落ち物パズル - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
ヨッシーが主役になった初めてのゲームとのこと。
開発元は後にポケットモンスターを世に生み出すゲームフリーク。
説明書を読まずともルールがわかる、とっつき易いゲーム。このゲームの音楽が好きで耳に残っています。
ヨッシーが主役と言いつつパズルを下で回しているのはマリオですね。
- タイトル
スーパーマリオランド2 6つの金貨 - 発売日
1992年10月21日 - ジャンル
横スクロールアクション - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
最初に遊んだゲームボーイのソフト。
バニーマリオになった時にテンションがあがりました。
敵キャラのボスはワリオです。敵側ではありますが、ワリオが任天堂のゲームに初登場した作品です。
難易度も、ちょうど良く何度も繰り返し遊べた大好きなゲーム。
たぶん、ゲームボーイの中では一番、プレイ時間の多いゲームだと思います。
- タイトル
ゼルダの伝説 夢をみる島 - 発売日
1993年6月6日 - ジャンル
アクションアドベンチャー - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
最初のオープニングやフィールドでの音楽、キャラスターすべてが秀逸でした。
最初にプレイした時は難しすぎてクリアできませんでした。
時間を置いてプレイして何とかクリアできました。
クリア後のエンディングで喪失感という感情を初めて体感したような気がします😢
- タイトル
スーパードンキーコングGB - 発売日
1994年6月14日 - ジャンル
横スクロールアクション - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
面白かったが、とにかく難しかった印象。
仲間の動物サイに乗った時の無双感が好きでした。
結局、難しくクリアできなかったゲーム。
*探しましたがCMの動画は見つかりませんでした。
- タイトル
GB原人2 - 発売日
1994年10月21日 - ジャンル
横スクロールアクション - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
頭突きを連打して宙に浮くことが面白く何度も遊びました。
一つひとつの動きがコミカルで子供心をくすぐられました。
また、変身がランダムで当たり外れがあるのも面白い要素の一つです。
ステージを進めていくと理不尽な難易度となって難しかった記憶があります。
このゲームも結局クリアできませんでした。
- タイトル
星のカービィ2 - 発売日
1995年3月21日 - ジャンル
横スクロールアクション - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
すごく好きなゲームのひとつです。
とにかくキャラクターがかわいらしく、
この作品のカービィは仲間とともに進めるステージがあり、
心強かったです。
フクロウのクーが一番好きでした。
ラストですがデデデ大王を倒した後、
最終ボスでカービィが剣を携えて戦う流れがかっこよく興奮しました。
結局、難しく最終ボス戦はクリアできていません😏
- タイトル
ポケットモンスター 赤/緑 - 発売日
1996年2月27日 - ジャンル
ロールプレイングゲーム - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
ゲームボーイと言ったらポケットモンスターでしょう。
いまも変わらず人気なシリーズ作品というは、
感慨深いです。
CMを当時みたときは、
「意味の分からない、つまらなそうなゲームだな」と思っていましたが、
友人から借りてみると面白すぎて没頭してプレイしました🤭
初代では一番、ハクリューが好きでBボタン連打で
カイリュウの進化を止めていました。
*探しましたがCMの動画は見つかりませんでした。
- タイトル
名探偵コナン 地下遊園地殺人事件 - 発売日
1996年12月27日 - ジャンル
アドベンチャー - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
当時、漫画・アニメの両方好きだった名探偵コナンの影響で購入。
ゲームの内容は詳しく覚えていませんが、
犯人により殺害された犠牲者の首だけの映像描写が怖く、
トラウマを植え付けられたゲームです😱
あとはスケボーに乗るミニゲームが面白かったと記憶しています。
- タイトル
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド - 発売日
1998年9月25日 - ジャンル
ロールプレイングゲーム - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
現在もハードを変えてリメイク作品が出ている人気の名作です。
リメイク作品は一度もプレイした事はありませんが、
2012年に3DSのリメイク作品が発売し、
2018年にはスマホ版も発売されたようです。
フィールド上に出現する敵モンスターを仲間にして、
モンスター同士を配合する事により、
どんどん強いモンスターを作り・育てていくゲーム。
当時はオフラインで友人と情報交換を行いながら、
遊ぶことができて非常に楽しめました。
今はないオフラインのコミュニティでのやり取りは、
オンラインと違った刺激があり面白かったです。
モンスターではわたぼうと竜王好きで、
わたぼうの人形を持っていた記憶があります。
- タイトル
ポケットモンスター 金/銀 - 発売日
1999年11月21日 - ジャンル
ロールプレイングゲーム - 対応機種
GB&GBC共通 - コメント
ポケモンの第2作目。
私はルギアの見た目が好きで銀を購入しました。
初代から様々な要素が進化しました。
例を上げるとゲーム内で昼・夜の時間帯があったり、
伝説のポケモンの出現場所が固定ではなく、
複数ある特定の場所でランダム出現する要素があったりと、
プレイヤーを飽きさせないよう工夫されていました。
ストーリーで一番好きな場面は、
最後の裏ボスとして初代の主人公と戦う展開が熱く好きでした🤹♀️
GBCまでに発売されたタイトルの中で、
グラフィックや音楽、ストーリー、ボリュームなど、
すべてにおいて、すば抜けて優れていたソフトです。
ふり返ってみた結果
携帯ゲーム機の中で一番、思い入れのあるゲームボーイをふり返りました。
当時を思い出しつつ情報を整理できたので、この記事を書いてよかったと感じています。
記事を書いている途中に、とある感情が芽生えてきました。
「また携帯ゲーム機が盛り上がってほしい」という感情です。
携帯ゲーム機が下火になった要因はスマートフォンの影響は大きいでしょう。
まだ、ニンテンドーDS時代では携帯ゲーム機とスマホゲーム、双方に勢いがありましたが、
携帯ゲーム市場では、その頃に違法ROMの問題が発生していました。
そんな逆風もあってか携帯ゲーム機の市場は徐々に縮小していき、現在は残念な事に市場から携帯ゲーム機が消えてしまいました。
携帯ゲーム機が無くなってもスマホゲームがあるという、ご意見をお持ちの方もいると思います。
ただ、私個人とスマホゲームの相性は悪く、あまりスマホゲームはプレイしません。
相性が悪い理由はスマホゲームの大半は課金を軸に設計・開発されており、
ユーザに課金させる事を優先している為です。
お金がない訳ではありませんが、
課金が優先される事でプレイヤーの技術介入度は低いものが多い印象を持っています。
(知らないだけで技術介入度の高いスマホゲーもあるのでしょうが)
それにより、例え長時間遊びプレイスキルを磨いたとしても、
すぐに課金で強い防具のガチャが登場し虚しくなってしまいます。
(スマホゲームでもガチャや追加課金がない落とし切りのゲームは遊びます)
私と似たような考えの方は一定数はいるのではと思っています。
携帯ゲーム機には他のデバイスにない魅力が多くあります。
(“携帯ゲームの専用機”という響き素晴らしくないですか。私は専用機という言葉でオタク魂に火がついちゃいます🤩)
スマホゲームと携帯ゲーム機がお互いつぶし合う必要はなく、うまく住み分けて発展してほしいと感じています。
私個人的な希望としては今後、新たな携帯ゲーム機が登場して、再び携帯ゲーム市場が盛り上がる事を願っています。
以上でこの記事は終わりです。
ゲームボーイについてふり返ってみましたが、どうだったでしょうか。
あなたの思い出のゲームもコメントやX – エックス(旧:Twitter)などで教えてください。
それではまた次回お会いしましょう。
さようならー
バイバイッピー🎮
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