Outlookサービスの障害による影響でメール送信できなかったメールが下書きに残存し、その下書きメールが削除できない事象が発生しました。
色々、試行錯誤して解決方法が見つかったので共有します。
- 下書きメールが削除できずに残存している場合
- スマホまたはタブレットのユーザー
- Outlookアプリのユーザー
事象
2025年10月某日、Web版のOutlookサービスでメールを1通送れたことを確認した後に、つづけて別のメールを送信するとエラーが発生しました。
エラー直後は公式での障害情報はありませんでしたが、ユーザーの口コミで最新の障害状況がわかる Downdetector(ダウンディテクター)のOutlookページ で他の環境でも障害が多数発生していることを確認。
これで当時、Outlookサービスが不安定であり障害が発生していることがわかりました。
切り分けするためにスマホにあるOutlookアプリを使ってメールを送信するも、同様の送信エラーが発生。
また、スマホアプリで送信エラーとなったメールは自動で下書きに保存されました。
その下書きメールを手動で削除しようとした結果、Outlookアプリの削除処理が途中で固まり削除できない事象が発生。
さらにOutlookサービスが復旧した後も同じく下書きメールが手動削除できない事象が続いてしまいました。
【補足情報】Outlookアプリ と スマホ のバージョン情報

スマホ(Pixel 9a)のバージョン 👉
スマホはAndroid端末ですが、iPhoneやiPadなどのApple製品でも同じ事象が発生する可能性は高いと考えています。
私が所持しているiPad上のOutlookアプリもAndroidアプリと同じUIだったので、解決方法の手順はApple製品の場合でも同じ対応で解決可能だと思われます。
以上、「【補足情報】Outlookアプリ と スマホ のバージョン情報」でした。
結論
「設定 -> アカウント -> Outlookアカウントを選択 -> アカウントのリセット」で残存していた下書きメールを削除することができました。
この“アカウントのリセット”はサーバー上にある受信メールや送信済みメールなどは消えません。下書きなどロカールにあるデータのみがリセット(削除)対象です。
つまり、リセットを行うと送信エラー以外の下書きメールも一緒に削除されてしまいますので、ローカルデータを精査した上で対応を進めてください。
解決方法「アカウントのリセット」の詳しい手順
動画で手順を知りたい方は、こちらの動画をご参考ください。
下記は箇条書きで説明した内容です。
スマホ・タブレットの画面サイズによってホームボタンをタップする必要性が変化します。
横に画面が長いタブレット端末などではホームボタンを押さなくても、設定ボタンが初期表示されていることが多いです。
続行した後は、自動的にアプリが再起動します。
まとめ
- Outlookサービスでメール送信時にエラーが発生すると、自動で下書き保存
- 送信エラーで下書き保存されたメールは、削除できない場合があり
(また、障害復旧後も削除できない場合も)
- 削除できない下書きメールは、アカウントのリセットを行うことでローカルデータが初期化
(オンライン上の受信メールや送信済みメールなどには影響なし)
以上が今回のまとめでした。
Microsoftサービスに限った事ではないですが、障害情報を通知する公式サービスはあるものの、
掲載されなかったり、掲載されるのが遅すぎたりと困っているときに機能していないケースが多いように感じます。
SNSを元に障害情報を掲載している独立した外部サービスであるDowndetector(ダウンディテクター)は便利です。
ただ、サービスの特性上、誤検知する事があるので、もう少し公式に頑張ってほしいポイントですね。
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