2023/10/20現在、ひさしぶりに使用したAdobe Acrobat Reader DCをアップデートしてPDFファイルを開いたところ、
左側一体に“すべてのツール”というツールボックスが強制的に表示されるようになってしまいました。
ネットで調べたところ非表示にする対応方法を見つけたので詳しく紹介します。
- Adobe Acrobat Reader DCユーザーの方
(Pro版は未検証のため、同じ現象が発生するか不明) - 新しいAcrobat Readerで“すべてのツール”を非表示にしたい方
事象
Webブラウザ(Microsoft Edge)でPDFファイルを開いている事が多かったため、
最近、触れていなかったAdobe Acrobat Reader DCを久しぶりに起動しアップデートしました。
アップデートした後、PDFファイルを開くと左側に“すべてのツール”というメニューが強制的に表示されるようになってしまいました。
アップデートで強制的に表示される“すべてのツール”
2023/10/20現在、 アップデートにより“すべてのツール”が表示されるように。
私はAcrobat Readerは読み取り専用のリーダーとして使用しているため、
付属するツールは使用しません。
その為、PDFファイルを開く度に強制表示される“すべてのツール”を×ボタンで閉じる必要があり、
正直に言うとうっとうしく感じました。
原因
毎回、“すべてのツール”が表示されるのが嫌で非表示にする方法をネットで調べてみると、
下記の記事を見つけました。
どうやら最近のAcrobat ReaderではUIや機能が一新された「 新しいAcrobat Reader 」となり、
その影響で強制的に“すべてのツール”が表示されるようになったようです。
新しい Acrobat エクスペリエンスについて (adobe.com)
対応方法
この新しいAcrobat Reader の設定で“すべてのツール”を非表示にする方法を調べましたが、
見つかりませんでした。
ヒント:開閉できるエリア
下記のようなエリアはクリックすると開閉可能っピ 👍
補足情報:新しいAcrobat Readerで“ツールパネルの現在の状態を記録”がオンでも強制的に表示されてしまう
新しいAcrobat Readerの環境設定 -> 文書 -> ツールパネルの現在の状態を記録(N) がオンの状態で、
“すべてのツール”を非表示にしソフトウェアを再起動したとしても、なぜか強制的に表示されていました。
(この挙動は仕様のようには思えないので、不具合なのかもしれません。)
設定「 ツールパネルの現在の状態を記録 」を確認する方法
前述でも紹介した見つかった記事内にもある通り、新しいAcrobat Readerを無効にする事で以前のバージョンに戻すことができると情報がありました。
新しい物好きな私としては不本意ではありますが、新しい機能を無効化する下記の方法で対応しました。
“新しいAcrobat Reader”の無効化
新しいAcrobat Readerは無効となり、以前のAcrobat Readerが表示された事を確認する。
- ※ 以前のAcrobat Readerに切り替えても、まだツールパネルが表示されてしまう場合
-
環境設定の「 ツールパネルの現在の状態を記録(N) 」はオンになっていますか?オフになっている場合はオンに変更してください。
オンに変更後、ツールパネルを閉じると状態が自動的に保存されます。
次回起動時から閉じた状態で表示されますので確認してみてください。
切り戻し手順:新しいAcrobat Readerを有効にする方法
一度無効にした新しいAcrobat Readerを再度、有効にする手順も見つかりましたので、
合わせて紹介します。
ヒント:開閉できるエリア
下記のようなエリアはクリックすると開閉可能っピ 👍
切り戻し手順:新しいAcrobat Readerを有効にする方法
新しいAcrobat Readerを無効中のAcrobat Readerで“新しいAcrobat Reader”を有効にする手順です。
新しい Acrobat を有効にする (adobe.com)
まとめ
- 原因
“すべてのツール”とは「 新しい Acrobat Reader 」となりUIや機能が一新され強制的に表示されるようになったツールボックス。
- 対応方法
“新しい Acrobat Reader” を無効にする事で“すべてのツール”の非表示にできる
- 切り戻し方法
“新しい Acrobat Reader” を有効にする事で切り戻す事が可能
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