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アルファベット2文字の比較演算子「eq / ne / lt / le / gt / ge」を解説

比較演算子は、等しい(==) や 等しくない(!=) 、 大なり() 、 小なり() 、 以上・以下(>=<=)などの記号で指定する方法が一般的ですが、
言語によってアルファベット2文字で指定する言語があります。

それらアルファベット2文字の比較演算子には意味があり、その意味とする英文を省略し作られたようです。

アルファベット2文字だけでみると、英語力のない私は頻繁に忘れてしまうので、
それぞれの意味や覚え方を備忘録として一覧表でまとめました。

 

この記事はこんな方にオススメ!

  • アルファベット2文字の比較演算子を使用する言語に触れている方
    • eq / ne / lt / le / gt / ge
       
  • 以前に調べたが意味をよく忘れてしまう方
目次

代表的なプログラム言語

アルファベット2文字の比較演算子を使用する代表的なプログラム言語(または、スクリプト・クエリ)を紹介。

まず、わたしもよくさわるプログラム言語は、下記の2点です。

また、わたしは触れたことはありませんが、他にも下記の環境でも使用されているようです。

比較演算子の一覧表

< や <= 、 > 、 >= の比較演算子については、左右の値どちらを基準値として設定するかにより意味合いが変わってきます。

この表では、比較演算子の左側を基準値(検査する値)とした場合を前提に記載しています。

スクロールできます
比較演算子 – 記号=, ==!=, <><<=>>=
比較演算子 – 英語省略eqneltlegtge
省略の意味 – 英語equal tonot equal toless thanless than or equal togreater thangreater than or equal to
省略の意味 – 日本語等しい等しくないより小さい・未満(小なり)以下より大きい・超える(大なり)以上
例文 – 英語A is equal to BA is not equal to BA is less than BA is less than or equal to BA is greater than BA is greater than or equal to B
例文 – 日本語A は B に等しいA は B と等しくないA は B より小さいA は B 以下である
(A は B より小さい
 または、
 A は B に等しい)
A は B より大きいA は B 以上である
(A は B より大きい
 または、
 A は B に等しい)
表:比較演算子の一覧表
補足事項:PowerShellの比較演算子で大文字と小文字を区別する際の「 –ceq / –ieq 」について

PowerShellの比較演算子においてデフォルトでは、文字列の大文字と小文字を区別しないで判定しますが、区別して比較も可能です。
区別して比較する方法は「ceq」というように先頭に「c 」をつけることで実現可能。
また、明示的に区別しないという指定をする場合は「-ieq」という方法も可能です。


  • 「 –ceq 」大文字と小文字を区別して等しいを判定
    「 -eq 」だと大文字と小文字を区別しないで判定する。区別して判定したい場合に「 –cxx 」とする。
    おそらく、”c”は「Case-sensitive(大文字・小文字を区別する)」を語源としている。
     
  • 「 –ieq 」明示的に大文字と小文字を区別しないで等しいを判定
    「 -eq 」でも大文字と小文字を区別しないのため、「 -eq = ieq 」という関係性。
    おそらく、“i”は「Insensitive(大文字・小文字を区別しない)」を語源としている。

上記では、等しいを判定する-eqを前提に解説しましたが、それ以外の比較演算子(-ne / -lt / -le / -gt / -ge)なども、
大文字・小文字を区別する「 c 」や 明示的に区別しない「 i 」を指定することで機能します。

参考記事

一部誤った情報(geの箇所が<=となっている点)もありますが、下記の記事でアルファベット2文字の比較演算子に意味があったことを知りました。

まとめ

  • わたし自身の備忘録のためにまとめることができた
  • よく忘れるのが、「 lt / le / gt / ge 」。
    英語をふまえた覚え方は下記のとおり。
    • l がつくのは、左側の値がless(小さいこと)を判定するため、「 < 」を含む比較となる
    • g がつくのは、左側の値がgreater(大きいこと)を判定するため、「 > 」を含む比較となる
    • e がつく場合は、equal(等しい)を含む判定を行うため、「 = 」を含む比較となる

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